なすのうた 五月の空とロックンロール
五月の空とロックンロール
あらい君って、20歳くらいからの友達に子どもが生まれたころに彼を思って作った曲。
車を飛ばしたあの夜は、ダイヤモンドに変わっちまった
普通に何か生きたくねぇと、おまえはアクセルを踏んだ
そんなおまえが、もう少ししたら父親になる
普通も良いさ、と照れては笑った
くたびれたスーツに身を包み、繰り返す日々生きる大人を
機械みたいさとバカにして、俺はツバを吐いたけど
今じゃ愛を知り、おんなじ毎日をリピートして
幸せな暮らしのために生きてる
これが俺の、最後の強がりさ
これが俺の、最後のわがままさ
これが俺の、最後の叫びさ
これが俺の、最後のロックンロール
あても無く走り続けた夜、俺たち自由な風になった
そのあと月日が流れて行った、俺たちどこかへ走り去った
あの頃はまるで夢のようで、記憶はあるけど触れられない
若くて青くて遠い記憶、五月の空より青い夢だった